ノロウイルスに感染してしまった場合の治療について

実はほとんどの場合で自宅治療が可能

 ノロウイルスは乳幼児やお年寄りだと重症化する場合もありますが、患者の90%以上が点滴や投薬を必要としない自宅治療が可能です。

 

現在の医学界には感染を防ぐワクチンや抗ウイルス剤がないため、病院では起きている症状を和らげるための治療がほとんどです。

 

ノロウイルスかどうかを調べるには、患者の便や吐しゃ物を用いたウイルス検出診断ではっきりさせることができますが、症状が数日でおさまる上に検査は保険適用外で費用がかかるため、一般の治療ではこの検査は行われていません。
お医者さんで治療





水分補給をしっかりと行い、安静にするのが大事

大人の場合は、症状が軽快するまでの1〜2日間を安静するだけでも大丈夫です。症状がおさまるまでは嘔吐や下痢でからだの水分が失われやすいので、経口補水液やスポーツドリンクなどで少しずつこまめに水分補給を行うといいでしょう。

 

ただし、抵抗力が弱い乳幼児やお年寄りは症状が重くなると脱水症状や体力の消耗を起こしやすいため注意が必要です。

 

間違っても、麦茶や水だけの水分補給は危険です。
水分だけを補給すると、体内の塩分が薄くなります。排尿などで水分と塩分が体外に排出されるとますます体内の塩分は薄くなります。
そして、さらに水分補給すると負のスパイラル発生します。

 

究極に塩分がなくなった体は、危険な状態となり、小さいお子さまだと痙攣をおこしてしまうかもしれません。これが塩分入の経口補水液やスポーツドリンクで水分補給する事が大切な理由です。

 

お子様は注意を

 

子どもに以下のような症状が起きる場合は、ノロウイルス以外の病気が考えられるので、すぐに医療機関で受診するようにしましょう。

 

血便や黒色便が出る
黄色、緑色の体液を吐く
意識がもうろうとしている、呼びかけに反応しない
けいれんを起こしている
激しい腹痛が起きたりやんだりして泣きじゃくる

 

経口補水液のつくり方

材料

水…1リットル
塩…3g(小さじ1/2)
砂糖またはブドウ糖…40g(大さじ4と1/2)

 

作り方

上記の材料を混ぜ合わせるだけで完成。好みでレモンやグレープフルーツの果汁を加えてもOK。

 

やってはいけない自己治療法

 感染するとひどい嘔吐や下痢に苦しむ人が多いですが、この時に吐き気止めや下痢止め薬を服用するのはNG。

 

嘔吐や下痢はウイルスを体外に排出するはたらきでもあるため、無理に下痢を止めると腸内に留まり続け、ものすごい勢いで増殖してしまいます。

 

一時的に吐き気や下痢が止まっても病状は悪化している状態になり、結果として回復が遅れてしまうのです。

 

服用するなら痛み止めや整腸剤、腸の動きを止めない下痢止め薬を選びましょう。

 

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