ノロウイルスを予防するには
手洗いをしっかりする事が基本
ノロウイルスの予防だけでなく、すべての感染症の予防の基本となるのが「手洗い」です。
特に外から帰宅した時とトイレの後は、手に細菌が付着しているため清潔にしなければなりません。食事の前は手に付着している細菌が食べ物を介して体内に入らないようにするために、両手をきれいにする必要があります。
ノロウイルスは一般的な細菌の30分の1から100分の1ほどと非常に小さく、手のしわなどに深く入り込んで体内に侵入するチャンスを狙っています。
そのため、爪の内側やふちのところ、指の又の部分、手のひらのしわの中など、洗い方が不十分になりがちな場所を重点的に石けんを使って丹念に洗いましょう。
【手洗いの順序】
調理で予防!中心部まで十分に加熱処理したものを食べる
カキをはじめ、アサリやホタテ、アカガイなどの二枚貝の内臓には、海水に生息している間にノロウイルスが蓄積されるため、生食は感染リスクが高いと考えられています。
ノロウイルスが活性化する時期は二枚貝はもちろん、生食はできるだけ避けて加熱処理をしましょう。
目安は85~90℃で90秒以上の加熱。これによって中心部まで十分に火が通り、感染を予防することができます。
掃除と消毒をしっかり行い、予防しよう
ノロウイルスは水道の蛇口やドアノブ、便器など、多くの人が触れたり使ったりするものに付着し、それを触った人に二次感染を起こします。
トイレの手洗いなどは一見きれいなようでも常に水しぶきと共に汚れが飛び散っていることが多く、感染の危険性が高い場所です。
また、キッチンのまな板や包丁、ふきんなども人の手を介して菌が移りやすいところ。毎日しっかり洗って消毒しましょう。
ノロウイルスは通常の石けんやアルコールでは十分に消毒できないので、熱湯または食品添加物(次亜塩素酸)や、次亜塩素酸ナトリウムを用いましょう。台所用漂白剤など塩素系漂白剤(0.1%程度に)水で薄めて消毒します
ラクトフェリンを摂取
ラクトフェリンがノロウイルスに効果を発揮するということはご存知でしょうか?
数年前よりこの事実が発見されており、森永乳業が調査して現在では粉ミルクやヨーグルトにも含めるようになったそうです。
ラクトフェリンとは、母乳(初乳)にも含まれているタンパク質であり、抗ウイルスの力をもっています。
赤ちゃんをノロウイルスなどから守るために人間が本能的に必要として作り出したものです。
こうなると初乳に含まれるその他タンパク質もいろいろなウイルスや細菌から守ってくれる大切なも成分が含まれていると考えられますし、神秘の力を感じますね。ちなみに、普通のヨーグルトにも腸内に善玉菌を増やす力がありますので、仮に感染しても、ノロウイルスの暴動を緩和してくれるでしょう。
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